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エジプト考古学博物館 ウシャブティ

エジプト考古学博物館といえば、あのツタンカーメン王の秘宝が展示されている、きわめて有名な博物館ですが、ツアー旅行では、せいぜい1〜2時間ほどしか時間がとれないかもしれませんが、それでもエジプトを訪れたのなら欠かせない観光スポットです。
絶対欠かせない、ラメセス2世のミイラ室など、どこに何があるかを事前にしっかり頭に叩き込み、ポイントを絞って見てまわったほうがいいかもしれません。
考古学博物館には、古代エジプトがツタンカーメンの王墓に埋葬したような金銀財宝だけでなく当時の人びとの生活をうかがわせるさまざまな日常品も展示されていますが、ツタンカーメンの黄金のマスクなど、あまりにも有名な所蔵品だけでなく、日常品のひとつひとつを見ていても実に楽しく、興味深いものがあります。
これらの副葬品は、来世を現世の延長としてとらえていた彼らは、来世に行っても困らないよう充分な下準備をしていたことがわかります。
ウシャブティというのは、ミイラの形をした小さな像で、副葬品として死者と共に埋葬され、ウシャブティとは「こたえる者」という意味です。
呪術的な目的で作られ、墓の主が来世において、必要なときに呼び出し、死者の身代わりになって労働に従事する役目を担います。

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エジプトミイラとカノプス壺

紀元前16世紀にパピルスの巻物に書かれた葬祭文「死者の書」は、永遠の命を信じる古代エジプト人の死生観を窺うことかができ、死後の世界を信仰する古代エジプトにとって、墳墓は永遠の家として絶対的に重要なものであったと同様、肉体も、いつか霊魂が戻る日のために永遠に保っておくべきものとして、作られたのがミイラです。
ミイラは長い日数と、さまざまな過程を経て作られ、ミイラにされたのは何も人間だけではなく、ワニや猫、犬、牛、ヒヒ、そして鳥ではトキなどもミイラにされ、人間のミイラと共に葬られたのです。
ミイラ製作は、ローマ帝国時代になりますと、顔には仮面ではなく肖像画がのせられるなど変化をしながらも続行されたのです。
ミイラ製作にあたって取り出した内臓も、壺に入れられ保管されましたが、その壺はカノプス壺といい石製や陶器製で、4つひと組で用いられ、4つの壺には肝臓、肺、胃、腸が収められたといいます。
4つひとセットのカノプス壺は、それ自体、工芸的な価値があり、4つの壺にはそれぞれふたがあり、そのふたは古代エジプトの神のひとりであるホルス神の、4人の息子の、神の頭部が模されているのです。
カノプス壺は、エジプト考古学博物館でみることができます。

エジプトベリーダンス

カイロなど、エジプトの都会のナイトクラブでは、ベリーダンスと呼ばれる官能的な踊りを観ることができます。
イスラームの女性は、父親と夫以外の男性からは隔離されるように生きていますが、そんなイスラームの国、エジプトにあって、不思議にも思われるほどのセクシーな踊りです。
ベリーダンスは中近東が発祥の地といわれ、エジプトに限らず、トルコなどでも、さらにはギリシアなどでも観ることができますが、古代エジプトのクレオパトラも踊ったと伝えられています。
「ベリーbelly(腹部)」の踊りといわれるだけあって、おなかの動きに特徴があり、どうしたらこんなに動くのだろうか、と思うほど、腰やおなかを実に見事にセクシーに、動かします。
ベリーダンスには子孫繁栄の意味があるということで、結婚式で披露されることが多いようですが、レストランやナイトクラブ、そのほかナイル川をくだるクルーズ船などでも、ショーの一環として披露されます。
生演奏でいよいよ場が盛り上がる頃、大きく胸をはだけて、腰までスリットの入った、透けるようなセクシーな衣装をまとったダンサーが登場し、何かに憑かれたようなその踊りは、観ているものの心に迫るものがあり、演奏される音楽の異国的なムードもまた、この踊りの欠かせない魅力です。

Copyright © 2008 エジプトツアー旅行